【競馬コラム】藤田騎手の引退に思う

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藤田伸二騎手が引退!に思う

藤田伸二

2歳 G I 、地方 G I を含め、トータルで G I を16勝挙げた、
藤田伸二騎手が電撃引退した。

今年は 18勝だが、これまでに1918勝をマークした一流ジョッキー。

1991年春にデビューし、
翌年にはエリザベス女王杯をタケノベルベットで制し G I 騎手に。
その後は破竹の勢いで G I レースを制覇し、
ダービージョッキーに、天皇賞ジョッキーにもなっている。

特に、高松宮記念とは相性がよく、
マサラッキ、ショウナンカンプ、ローレルレゲイロで3勝をマークしている。

2011年のジャパンカップダートが最後の G I 制覇。
その後は、成績も下降気味で、今日に至っている…

「 エージェント性が導入されてから騎乗数は減って…」を、
引退理由の一因に揚げているが、果たしてそうなのか??

彼の印象は “ ガキ大将 ” をそのまま大人にした感じであり、
20歳を前にして大金と栄誉を手にした。

華やかな競馬人生を歩んできたゆえに、ボタンの掛け違いをした感も…

歯に衣を着せぬ物言いは、いいところもあるのだが、
JRAにとっては厄介な存在でもあり、横暴な行動もより印象を悪くしている。

1000勝、数多くの G I を挙げているにもかかわらず、
JRAは彼の調教師の道を閉ざしてしまっている。
仮に、彼が試験を受けても、おそらく合格することはないはず…

かと言って、彼の言葉すべてが 「 是 」 とは言い難い。
組織の中で生きることは、ある意味、“ 忍耐 ” も必要になる。
大人に成り切れなかった彼にはそれができていなかった。

いいところは沢山ある。
騎乗技術は他の騎手が認めるモノがあり、
後輩が相談すれば、丁寧に技術論を展開してくれたとも聞く。
そして、これまでにフェアープレイ賞を何度も受賞している。

シルクジャスティスで有馬記念を制した後日、
私が出ていたラジオ番組に生出演してくれたこともあった。

逆に、「 非 」と思える部分も。
馬に関する新聞記者の質問に対し、ちゃんと答えようとしなかったり、
現役でありながら、暴露本?を出版している。
レース後のコメントは非協力的で逃げることも度々…
ファンの馬券の上に贅沢な生活が成り立っていることを理解していない。

エージェント制に反発し、それが原因のように報じられているが、
時代の流れに順応して騎手を続けることも肝要であり、
それを素直に受け入れなかった彼の責任は免れない。

ひと頃、彼の番組を担当していた記者がこぼしていた。
「 文句ばかり言うんですよ!イヤになりますワ !」 と。
しばらくして、その人は藤田騎手担当から離れてる…

彼だけの発言で判断すると正当性は受け取れるが、
他方の目線からはどう映るのだろうか?
両者の意見を聞いた上でこそ、真実が浮き彫りになると思うのだが…

“ 貧すれば鈍す ” の言葉通り、
騎乗数が少なくなったら、落ち込むのも速い騎手の世界。
そんな中で彼は何を考えていたのだろうか…
自分の正当性ばかりを主張するが、
自分自身を戒め、反省点を求めなかったのだろうか…

「 栄枯盛衰 」は誰にでも訪れるし、
それを素直に受け入れて、世間の大人達は我慢して生きているのです。

皆さん、それぞれが 藤田伸二 を分析すればいいと思いますヨ。

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