騎手・佐藤哲三!

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騎手・佐藤哲三!

さとうてつぞう、通称 『 サトテツ 』
先日、ついに引退を表明した。

御承知のようにレース中の落馬で大事故のアクシデント。
内ラチを固定してある鉄柱と下のコンクリートに、
身体をぶつけてしまい、全身で数箇所の骨折。
その現場を目のあたりにしたが、
当初はそんなにひどい症状とは想像がつかなかった。
しかし、現実はひどかった…

落ち着いた頃に電話で話したが声の感じは明るく、
その時は “ 日にち薬” で復帰できると思っていた。
ところが…

リハビリは困難を極め、耐える日々の連続。
気の強い男だけに、表面上は常に前向きだったが。

同期の騎手は角田晃一、田中勝春が代表的存在。

角田は渡辺栄厩舎に所属し馬にも恵まれた。
若い頃から G I を手にして順風満帆。
早目に騎手に見切りをつけて調教師に転向した。

田中勝は当時 層の厚い関東で頑張った。
地味ながら勝利を積み重ねて1600勝を軽く突破!
今でも玄人受けする騎乗を見せている。

佐藤哲は恵まれた環境でのデビューとは言えなかった。
あどけなさが残り、主張先の小倉の街で会った時は、
買ったゲームソフトを大事に持って歩いていた。

飛び抜けた馬との出会いはなくコツコツ勝ちを重ねた。

人間としても競馬に対してもしっかりした考えを持ち、
先輩であろうが、マスコミであろうが、JRAに対しても、
自分が正しいと確信した時はガンと意思を貫いた。
その分、誤解されることも多かったが、
理解できる人からは、かなり人望が厚かった。

マイネルマックス、タップダンスシチー、
エスポワールシチー、アーネストリー、
G I 馬との出会いは上記の4頭。

ダートは勿論だが、より芝での勝利は嬉しかったはず。
思えば1000勝を前のリタイアは悔いが残るだろうが、
G I を制したのがせめてもの慰めでは…

本人にしてみれば納得が行かない引退劇だろうが、
それが彼自身の人生のひとコマではないだろうか…

騎手人生では、よく頑張ったと思う。

お疲れ様でした!

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